2003年 香謡会 戸隠合宿と越中『風の盆』の旅
−平成15年8月20日〜23日−


東京支部 「葵上」 
前列左から 村岡、山田、山本、玉井 
後列;山口、早川、宮澤、軽森


大阪女性「吉野天人」 前列左から 岩崎、薮サコ                大阪男性「通小町」      
     後列 依田、寺井、阪上、藤脇             左から 阪上、西川、依田 


参加者全員 15名



ゴルフの部(長野CC)


8月21日  スタート前  
高妻コース
  ↓
飯綱コース


1組:阪上、玉井、山田  2組:依田、軽森、宮澤


優勝:軽森亮弌氏
2組 飯綱山をバックに


8月21日 長野CCのゴルフの後 昼食

 




8月21日 宴会の部(於二澤旅館) 山田氏の十八番“越中おわら節”

写真・文:宮沢博臣/写真:阪上嘉之
2003年 香謡会 戸隠合宿と越中『風の盆』の旅 
軽森亮弌
8月20日(水)今年の異常な天候を憂い乍ら、香謡会東京支部のメンバー8名は、一路信濃路を向かう。曇り空の東京を離れること2時間。快晴の長野駅頭に立つ頃には、心は既に学生気分に逆戻り。
幹事の山田さんの推奨の店にて『信州蕎麦』を賞味し、バスに乗ること1時間強。懐かしの「ニ澤旅館」に到着し、待つこと暫し。大阪組、依田会長以下女性4名を含めた7名も合流。 旅装を解くのももどかしく、大阪組男子・女子、東京組と3つのグループに分かれて素謡の稽古が始まる。 年齢を感じさせない熟年パワーに、同宿の名大コーラスグループも唖然とした表情。 20日、21日の2日間に分けて実施された素謡会は次の通り。

★戸隠合宿素謡会(2日間)
(第1日目)
1. 東京組  「葵上」
      シテ:山田、ツレ:村岡、ワキ:山本、ワキツレ:玉井、地頭:宮澤、地謡:山口、早川、軽森
2. 大阪組  「吉野天人」(女性) 
      シテ:薮崎、ワキ:岩崎、地頭:藤脇地謡:寺井、依田、阪上
3. 大阪組  「通小町」(男性) 
      シテ:西川、ツレ:阪上、ワキ・地頭:依田
4. 全員   「紅葉狩」
      シテ:藤脇、ワキ:宮澤、ワキツレ:玉井、地頭:依田
(総評)
東京組は8月初め千葉にて5時間に及ぶ集中稽古の実施。
"実力の大阪・チームワークの東京" 共に甲乙つけ難し。
女性陣の「吉野天人」は曲趣の理解が深く、男性陣に深い感銘を与える。
2日目に地元、戸隠にゆかりの深い「紅葉狩」を全員心を一つにして謡い、更なる香謡会の発展を競う。

(第2日目)リクレーション(ゴルフ組、散策組)
やや薄曇りの中、戸隠周辺の散策組(9名)と長野CCでのゴルフ組(6名)に別れて、各々に高原気分を満喫。散策組は、黒姫高原、一茶記念館、戸隠奥社、鏡池・小鳥ヶ池、戸隠中社と約7時間のハイキング。夕立に見舞われるも、1名の落伍者もなく、健脚ぶりを発揮して無事帰館。ゴルフ組は6名と人数の少ないも、口のシングルが多く、賑やかなラウンドを展開。ペリア方式に救われた軽森が実力の宮澤氏を抜いて優勝。昨年準優勝の依田会長は激務の会長職の疲れからか、入賞ならず。次回を期されることとなった。

(第3日目)風の盆
「立山・黒部アルペンルート経由、越中八尾町「風の盆」体験の旅合宿を終え、早朝より貸しきりバス・トローリーバス、ケーブルカー、ロープウェイを乗り継ぎ、立山黒部アルペンルートを楽しむ快晴の下、豪快な放流の黒部ダム、雪渓を抱く霊峰立山連峰に感動又感動。3000m級の山を降り富山県八尾町に到着。早速有名な「風の盆」の前夜祭が行われる駅前会場に繰り出す。大変な人出の中、しっとりした艶のある踊り、哀調のある歌、胡弓、三味線の静かな調べに全員うっとり。輪踊りに飛び入り参加して、全身全霊で風の盆を堪能。木曽路の妻籠や馬籠とよく似たぼんぼりの立ち並ぶ家並を歩いて宿に帰る。駆けつけていただいた山田さんの同級生『デコちゃん』に深謝。


 

(第4日目)富山市内見物と海の幸の旅
最終日は、猛暑の中、富山県立水墨美術館、漢方薬メーカー、富山城を見学の上、市内随一の料理店「銀鱗」にて昼食。日本海の海の幸と美酒を味わう。話が弾む中、全員で「千秋楽」を謡い、再会を約束し、香謡会戸隠合宿と風の盆の旅を終えた。

香謡会の夏合宿に参加させて頂いて

岩崎 錦  Kin Iwasaki
iwasaki@osaka.email.ne.jp
 若い頃、「戸隠」には、山深くにあるあこがれの地の感を持っていました。 今夏、この戸隠における合宿参加の機会を得て、いろいろ楽しい体験をさせていただき、心から感謝しております。
 二沢旅館での素謡会、美味しい食事に懇親会と盛り上がり、懇親会では芸達者な皆様に拍手喝采でした。付近の散策では戸隠奥社,中社に参拝、コスモス園や森林浴を楽しみながら「もみじ」由来の跡を訪ねたのも感慨深いものでした。
 次のオプションは、黒部・立山アルペンルートを経て、越中八尾への多種乗物乗り継ぎ大旅行。 虹のかかる黒四ダムに感激し、黒部平,大観峰,室堂と標高を上げながらの展望で、鹿島槍,針の木など周囲の山々の壮大さを堪能しました。夕方には無事に八尾に到着。 食後は、いよいよ「風の盆」の前祭りを鑑賞、老若男女が鳥追い笠をかぶり、刈った稲を束ねる手つきもしなやかに、しっとりとした踊り、しかも徐々に見物人を巻き込んで踊の輪は際限無く広がっていくようでした。久しぶりに熱い雰囲気に浸れた時間でした。
 最終日は富山市内の見学で、水墨美術館,越中反魂丹の薬店などを訪れ、買物も楽しみました。 昼食には豪華な和食をいただき、ここで打ち上げをと、女将さん相手に和やかに押したり引いたり、無事に交渉成立。この間の東京の方々の阿吽の呼吸の協力はお見事と感服しました。お陰で女将さんの音頭により、全員で祝言を謡い納めることができました。
 本当に思い出深い合宿に参加させて頂き、有難うございました。楽しいスケジュールをたて、行き届いた心配りをいただきました皆様に深く御礼申しあげます。どうぞ今回にお懲りになりませず、今後ともよろしく御願い申しあげます。